ミッション


 AI は仕組みで給われるものじゃない。現場と人に格闘し、動き出すためのコンパスを共に作る。

代表者から


Singular Technologies は、技術を“語る”のではなく、“動かして見せる”ことを大切にする、実務に近い技術コンサルです。 30年以上にわたる制御系開発、組込み、OSS、AIへの跡路を経て、技術を「使える形」に変換し継ぐ仕事を展開してきました。

サービス概要


  • 現場向けAI導入支援 / PoC伴走コンサルティング

  • MLOps 構築サポート
  • AI人材育成プログラム (基礎、ツール比較、現場実践)

  • 大学での非常勤講義 / 技術教育支援

  • Effectuation に基づく組織変革 / 新事業支援

  • コンサルティング

     工場・現場へのAI適用コーチング、イノベーションチームビルディングや新規事業検討に関するコンサルティング、企業内でのAI・ディープラーニング人材育成のワークショップ、講演依頼・講座開発などお気軽にお問い合わせください。

     内容により経営コンサル企業、産学連携ベンチャー、SI・開発会社などともチームを編成して多様なご要望にお答え致します。

    contact@singular-technologies.com


    事例1: 自動車組立工程 長尺溶接画像診断

     溶接時の火花画像から溶接品質を推定。NG画像が少ない問題への対処として、既知画像認識ディープラーニングネットワークへ改造を施し、公開学習済みネットワークからの転移学習を実施、短期間で認識率99.9%以上を実現。


    事例2: QAメールから製品問題個所推定

     コールセンターの過去QAメール記録から、キーワードと問題個所発見の関係を学習させ、ベテラン解析者の挙動を再現。


    事例3: 半導体製造設備の故障予測

     長期間の設備稼働記録から、装置稼働状況の将来を時間軸予測。予防メンテナンスを実施



    事例4: 食品工場でのトッピング画像検査

     トッピングの種類、形状、個数を画像から判別。NG品が少数である事による学習不足を、学習用画像の大量自動生成で回避。

  • ディープラーニング講座

     シンギュラーテクノロジーズのディープラーニング講座では、数式ではなく人間が持つ体感を起点として基礎知識を学び、パラメータチューニングワークショップでニューラルネットワークの挙動体感した後、実際のツール、コードの分析、ものづくり現場や開発現場での適用事例も実例を交えてディープラーニングでのスタートダッシュをお手伝いいたします。

     また現在、様々なディープラーニング・フレームワークがオープンソースで提供されていますが、講座ではCaffe、TensorFlow、keras、theano、Chainerなど主要なフレームワークの特徴と用途を解説し、サンプルコードを対比しながらソースコードの一端を理解して頂き、最後に実際の開発ツールで画像認識のデモをご覧いただきます。


    基礎講座レジュメ

    1. 歴史と最新動向、ディープラーニング基礎知識

     ・演習環境確認

     ・ディープラーニング基礎知識の確認

     ・画像認識のための深層学習の研究動向

     ・時間軸と言語処理

     ・ディープラーニングの現場適用事例紹介

    2. チューニングワークショップ

     ・実習環境とツールの操作方法解説

     ・中間層とノード数の関係

     ・特徴量/ノードの多さと中間層の深さの関係

     ・活性化関数の選択と収束性の関係

     ・正則化の効果

     ・ミニバッチ学習と収束性の関係

     ・ノイズを加えたデータのロバスト性

    3. DLツール比較・デモ

     ・各種ディープラーニングツール比較

     ・ディープラーニングライブラリ各論

     ・実際の開発ツールを用いた画像認識事例


    ワークショップレジュメ

    1. 環境設定とチュートリアル

     ・ワークショップ進行説明

     ・演習環境準備

     ・Deep Learning復習

     ・Sony Neural Network Consoleの特徴

     ・チュートリアル実行

    2. 実データ画像認識ワークショップ

     ・演習ネットワーク解説

     ・データ入力準備と設定

     ・ネットワーク構造入力

     ・画像トレーニングとバリデーション実行(1)

     ・認識結果解釈

     ・ネットワーク改造

     ・画像トレーニングとバリデーション実行(2)

     ・認識結果解釈

     ・まとめ

  • エフェクチュエーション講座

     「エフェクチュエーション」とは、2008年にインド人経営学者、サラス・サラスバシーが体系化した「優れた起業家に用いる意思決定の理論」です。

      優れた起業家の特徴は、生まれ持った気質や性格、環境、時代背景などによって説明されることが多く、一般化することが難しいと言われていました。 2008年、インド人経営学者のサラス・サラスバシーが優れた起業家には共通の思考プロセスがあることを発見・体系化し、それを「エフェクチュエーション−市場創造の実効理論」として、発表しました。

      「エフェクチュエーション」は、現在、世界で350を超える大学がテキストに採用し、経営学のトップジャーナルや学会で多く議論されています。

     一言でいえば、「エフェクチュエーション」は、過去の情報から未来を予測できない状況でイノベーションを生み出す理論です。起業のみならず、新規事業開発を検討の際にも一助となります。 実際に、前職でのビジネス立ち上げを始め、Eclipse FoundationでのProject 設立などの実体験をもとに、この理論に迫ります。


    講座レジュメ

    1. エフェクチュエーションとは

    2. 企業内事業開拓とベンチャー起業の経験

     ・自動車の時代

     ・通信とストリーミングの時代

     ・個人事業第一期

     ・オープンソースの時代

     ・ARの時代

     ・AIの時代

    3. Effectuation / エフェクチュエーション

     ・語義

     ・エフェクチュエーションのもたらすもの

     ・事業における意思決定

     ・書籍紹介

     ・Saras Sarasvathyの言葉

     ・今までのアントレプレナー(起業家)像

     ・起業と科学の対比

     ・論理化されたものは何か

     ・何を研究して、どのようにして、何が発見されたのか

    4. 調査 - 発見と解釈

     ・最初のインサイト

     ・起業家の思考方法に対するインサイト

     ・起業家の行動の出発点は

     ・共通の起業プロセス

     ・定性的分析からの推論

     ・統合的理解

    5. 理論化 - 静的側面とプロセスの動学

     ・問題空間3つの次元

     ・コアアイデア

     ・問題解決手法5つの原則

     ・動的モデル

     ・哲学者 ネルソングッドマン曰く

  • 代表略歴

     Inovation Consultant / AI Visonary / Effectuator / Business Architect / OSS Project Founder
     イノベーション・AIコンサルタント。 技術・経営・企画など多視点からのイノベーションとAI実装が専門領域。
     前職富士通株式会社では、多数の事業部門にて新規事業・プロダクトの企画・推進を行う。 AIでは部門横断で企画・研究・開発を行うと共に、社内外累計500余名にディープラーニング教育を実施。実務者コミュニティ構築なども推進。
     国際的開発プラットフォーム Eclipse Foundation のDSDP Project 設立メンバー。
     過去から未来を予測できない状況でイノベーションを起こす「エフェクチュエーション」を経験をもとに普及活動中。
    著述講演特許多数。2018年 Singular Technologies設立。

     ・一般社団法人 日本流通自主管理協会 技術顧問

    オープンソース ソフトウェア活動

    Eclipse Foundation DSDP project

     Project Management Committee member 2005-2010


    Eclipse Foundation NAB project

     Project Lead, Committer 2006-2008

     Eclipsecon 2006 Native Application Builder.. BOF

     Eclipsecon 2007 C++ GUI Builder.. - Long talk

     Eclipsecon 2008 NAB project update - Short talk


    Eclipse Foundation Japan Working Group

     Japan WG member 2007-2009

  • 著述

    日本塑性加工学会 プラストスVol.5 No.052 2022.4月号

     ・ものづくり現場でのAI適用事例

    ロボット学会監修「自動運転技術入門」2021/4

     ・AI×ロボティクスによる自動車の進化 オーム社 A5 400頁

    日本信頼性学会誌「信頼性」Vol.42 No.6 2020.11月号

     ・エフェクチュエーション理論とデータ駆動意思決定への融合

    日本時計学会学会誌マイクロメカトロニクス 2019-06

     ・特別研究会 人工知能の基礎 : ノートPCで体験するAI

    Embedded Software: Inspirium

     ・FUJITSU SCIENTIFIC & TECHNICAL JOURNAL 2013

    組込みソフトウェア: Inspirium

     ・富士通ジャーナル 2012

    組み込みソフト開発にもEclipseの波

     ・EDN Japan 2007年 10月号

    Eclipse で進む組み込み開発

     ・Eclipse パーフェクトマニュアル Vol.6 2006

    平成14年度コンテンツ配信技術の調査研究報告

     ・財団法人 情報処理相互運用技術協会 2003

    平成13年度コンテンツ配信技術の調査研究報告

     ・財団法人 情報処理相互運用技術協会 2002

    わかる!ストリーミング

     ・神田泰典, 森出茂樹 オーム社 2002

    ストリーム配信経路を自動的に設定するストリーム中継サーバシステム

     ・情報処理学会全国大会講演論文集 2001

    ファジィ制御を用いたオートクルーズの開発

     ・自動車技術 1988

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